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気液両用循環ポンプユニット(特許第2805468号)

 
一台のギアーポンプで
  液体と気体の両方抽出が出来る
    小型ポンプシステム
 

特徴

 
1つのポンプユニットで、湯(水)とエアーの2種類の性格の違う流体を抽出する事が出来るポンプユニット。
また、ポンプのモーター回転を電気制御することにより、湯(水)とエアーの抽出量と時間を可変させる事が出来るユニット。
今回使用しているポンプ本体は、材質がポリイミド3020(熱可塑性)を使用しており温度的に最高熱変形温度248°/14.5kg迄可能、圧力的にはモーター性能により最高6~7kg/㎝2と、今迄の樹脂では考えられないような非常に高い特性を持っている。
 

回路構成

 
 
給湯(水)タンクの湯(水)をポンプ及び循環回路により抽出媒体に一定量の湯(水)を抽出し、その後エアーを同じポンプにて抽出するものである。
抽出媒体に抽出を一定量行うために定圧量弁付の循環回路とオリフィスを用いる。ポンプを作動して、湯(水)を抽出媒体に抽出するものであるが一定圧力以上になると定圧力弁が 開の状態になり、一定量以外の湯(水)は循環回路で循環される。湯(水)が一定量抽出された後、エアー吸入バルブを開いてエアーの吸入を行うが、エアー吸入バルブが開いた時、定圧力弁は圧力を失い閉の状態になり循環回路も作動が止まり、比重の重い湯(水)も停止して比重の軽いエアーのみがポンプで抽出される。
エアーの流出は、湯(水)の流量に比べて分子が小さいので小さなオリフィス径もあまり抵抗なく通過されて抽出媒体の残液をきれいに取り除くことが出来る。
また、電気的な制御により湯(水)抽出時にはポンプの作動を可変する事により、蒸らし・注入が自由に出来てエアーの抽出量もポンプの回転を上げる事によって充分なエアー抽出を得ることが出来る。
 

応用範囲

 
パック式コーヒー自動販売機、半導体ウエハーやLSIチップ等の超精密部品の洗浄ロボット等、薬品洗浄と簡易エアーブロー等、その他食品衛生合格部品を使用の為応用分野は幅広い。