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  コマ型帆布式風力発電
   自然エネルギー及び未使用エネルギー利用の電力生産
       Ⅰ.風力発電
       1.風力発電システム
       2.コマ型帆布式風力発電
       3.プロペラ型風力発電(A)とコマ型帆布式風力発電(B)の比較
 Ⅰ. 風 力 発 電
 
 現在普及している風力発電システムを大別すると、水平軸型と垂直軸型となる。
   水平軸風車 オランダ型 ・ 多翼型 ・ プロペラ型 ・ セイルウイング型
   垂直軸風車 バトル型 ・ S型ローラー ・ クロスフロー型 ・ サホニウス型 ・ ジャイロミル型  
 
 この中で特にプロペラ型風車は大容量の発電システムとして普及し、また、風力の効率が最も良いものとして評価されている。プロペラ風車以外は小型で発電量が10kw以下のものには適しているため、家庭用等には場所を選ばないこと等で人気となっている。
 風のエネルギーとパワー   
 
 風力発電システムにおける効率とは、風を受ける風車の構造に左右される。風力即ち、空気の流れで、そのエネルギーは質量を有する流体であり運動エネルギーである。
 運動エネルギーは「質量」と「速度の2乗」の積の2分の1とする運動エネルギーの法則に従って計算となる。
   運動エネルギー = (1/2) × 「風力の質量kg」 × 「風力の2乗」  
   風の質量 = 「軸面積㎡」 × 「空気密度kg/㎥」× 「風速m/S」  
    ※ 断面図~風力発電機のローターが風を受ける受風面積(清気面積)  
   風のパワー(W)= (1/2) ×  「軸面積㎡」 × 「空気密度kg/㎥」× 「風速m/Sの3」  
     
①風のパワーは断面積に比例する。
 断面積とは、風力発電機の受風面積で、ローターの掃気面積に等しく、また、受風面積はローター直径の2乗に比例することは、ローターの直径が2倍になると得られる風のパワーは4倍となる。
 
②風のパワーは空気密度に比例する
 空気の密度は、その場の気圧、空気中の水分により変化するため、高所では気圧が小さくなり、空気密度も小さくなる。
 気圧の低い高所に風力発電システムを設置するには、空気密度低下に伴なう風車出力の減少を考慮しなければならないが、一般的な場合は平地においては空気の密度は約1.2kg/?とする。
 
③風速の3乗に比例する
 風速が2倍に」なれば、風のパワーは8倍となり、風速が3倍になると風のパワーは27倍となる。反対に風速が半分の時は、風のパワーは8分の1となることで、風速次第で風のパワーが大きく変動し、風力発電機の出力もそれに応じて変動する。
 風