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  コマ型帆布式風力発電
   自然エネルギー及び未使用エネルギー利用の電力生産
     Ⅰ.風力発電
       1.風力発電システム
       2.コマ型帆布式風力発電
         3.プロペラ型風力発電(A)とコマ型帆布式風力発電(B)の比較
 3.プロペラ型風力発電(A)とコマ型帆布式風力発電(B)の比較
 
 1. 設定環境
    A. プロペラ型 平原、山頂、海岸、海上等、周辺に建物、人家等が離れている場所。
    B. コ マ  型 場所は選ばず、風が流れる場所は何処でも設置可能。
     
 2. 風速
    A. プロペラ型 風速12m以上での発電となる。
    B. コ マ  型 風速6m以上での発電となる。
     
 3. 発電量
    A. プロペラ型 発電量はプロペラの直径となり、2,000kw以上ではその長さは約80m以上となる。
     (風の運動エネルギー等の算式による)
    B. コ マ  型 プロペラの直径の長さに比べ、コマ型の帆布の直径は3分の2程度の50m程度となる。
     
 4. 風速の強弱調整
    A. プロペラ型 強風(台風)時は止めるか、または空回転の制御となり弱風では発電不能で風車の初動にはモーターの稼動となる。
    B. コ マ  型 強風時は帆船の帆と同様に発電効率を最大限とした風車の帆布は自動制御によって、羽根面積を調整する (自動制御帆布自動巻取装置設定風車)。骨組のみで風は直通するだけとなる。 (風の調整は帆布の面積の調整となる) 風速6m以下では発電しないが風車は絶えず回転する。
     
 5. 保守管理
    A. プロペラ型 保守については、地上50m以上の高所となるため大型重機が必要、保守箇所は主に発電機部分や、水平式のため風車の回転軸受が主となる。
    B. コ マ  型 発電機は地上平屋建と同様の所に設置されているため、保守は容易である。また、帆布の保守についてもハシゴ及び保守用通路が予め設けられているため、高所等の保守も容易となっている。
     
 6. 危険性
    A. プロペラ型 プロペラの破損によって破した破片が飛び散る危険性、水平軸故に倒壊等の他、プロペラの長さが長く、落雷の危険性等がある。
    B. コ マ  型 帆布風車は4本の支柱で支えられており、それい垂直軸での発電システムのため全く倒壊の危険はない。落雷についてはコマ型枠上部に避雷針の設置で全く落雷の危険性はない。
     
 7. 騒音
    A. プロペラ型 風切り音、風車等の回転の発電機に伝える歯車による等の騒音が発生する。
    B. コ マ  型 風切り音、風車等の騒音はプロペラ形風車との比較では著しく低い。
     
 8. 景観
    A. プロペラ型 1基等は良いとしても多数連立する場合は不気味で景観を壊すことともなる。
    B. コ マ  型 丸いコマ型で、帆布の色は自由、また、宣伝広告等の絵画、文字等も自由に設けることが出来る。更に、帆布の回転での動画にして周囲の人々を楽しませることも可能である。それ故に、商店街や温泉等の歓楽地入り口に設置することで、観光名所ともなり、且つ、1,000kw~2,000kwの発電量を設ければ風力発電からの電力で大半を賄うことが可能である。
     
 9. 建設コスト
    B. コ マ  型 同一の発電量において、プロペラ形風力発電の建設コストの3分の2以下のコストでの建設費で充分である。
     
10. 資材の搬送迄
    A. プロペラ型 資材の搬送は一般大型トラックで、また、設置場所が限定されるために道路から設置場所迄の広い搬送道路を新たに建設することともなる。
    B. コ マ  型 資材搬送は一般大型トラックで充分可能で、狭い道路ではそれなりに資材を分散して搬送可能で新たな搬送道路の必要はない。
     
11. 電波障害、その他
    A. プロペラ型 プロペラの回転により電波障害が起こり、また、野鳥等が羽根に当り怪我や死を招くことも多い。
    B. コ マ  型 電波障害は全く起こらないこと、野鳥が当たっても布であるため怪我をしても死に及ぶことはない。
     
12. 発電量
    A. プロペラ型 風速12m~15m
    B. コ マ  型 風速6m~25m(強風の場合は帆布面積を自動制御によって自動調整する。)
     
13. 発電機と風車の位置
    A. プロペラ型 プロペラの後部設置に限定される。そのため、プロペラの重量と発電機の重量を合わせた重さを1本の支柱で支える強度を要する。水平式風車の大きな欠点でもある。
    B. コ マ  型 風車と発電機は独立した形での設置が可能である。必ずしも風車の真下の設置に限らず、離れた場所の設置も可能としている。これは垂直型風車の特長でもある。風車の回転軸から運動するシャフトと歯車で、縦軸回転、または、横軸回転運動が自由自在のため、風車の真下ではなく、その周辺に発電機が設置することができる。
     
 以上、現在普及しいるプロペラ式風力発電との比較に対して、当開発製品、コマ型帆布式風力発電システムは一段と優れた発電能力を保有するものであり、また、設置場所を選ばずに発電能力を持ち、今後の風力発電の市場に進出することなる。
====================================   特 許 出 願 ( 日 本 )   ====================================
特許出願公開番号 特開 2007-315375  公開日 平成19年12月8日(2007.12.8)
出願人 赤嶺 辰実        発明者 赤嶺 辰実        海外特許申請中